インフルエンザとハイリスク群の関係性

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスによって引き起こされる感染症のことです。その症状は38℃以上の急な高熱・関節痛・筋肉痛・倦怠感・気管支炎・肺炎などがあげられます。よく普通の‘かぜ’に間違われてしまうような症状ですが、かぜは症状が緩やかに変化しますが、インフルエンザは1~3日の潜伏期間を経てから高熱などの急激な症状の変化があらわれます。 他の特徴としてかぜは一年を通して発症することがありますが、インフルエンザの発症は季節性があり11月頃から始まり12月から2月頃にピークをむかえます。また、感染力が強くたびたび流行するところが‘かぜ’との大きな違いです。 この季節性インフルエンザは香港A型・ソ連A型・B型の3種類が昔から知られており何度も流行してきましたが、2009年の春に新型インフルエンザが発生し世界中で流行しました。季節性は主に冬に流行していましたが、新型は夏にも流行するのが特徴です。新型は免疫を持っている人が少ないため大流行を引き起こしやすいものです。特に基礎疾患(慢性呼吸器疾患・慢性心疾患・糖尿病などの代謝性疾患・腎機能疾患・ステロイド内服などによる免疫機能不全)を持つ方、乳幼児、高齢者、妊婦の方などハイリスク群と呼ばれる方は発症すると重症化するリスクがとても高いため、しっかり予防することやかかりつけ医と発症後の対応について相談するのが良いでしょう。

ハイリスク群にならないためにも予防が大事

新型のインフルエンザウイルスが発生すると世界中で感染が大流行(パンデミック)することが知られています。古くは1918年のスペインかぜがあり、このときは日本だけで約38万人の死者が出たと言われています。その後もアジア(1957年)、香港(1968年)、ソ連(1977年)で定期的に新型が発生しパンデミックが起きています。 特に感染しやすい人がこのハイリスク群の方たちです。感染を防ぐためには予防がとても大切になります。咳や鼻水など飛沫感染が主な感染経路であるため、人に接触する機会を減らすことです。なるべく人ごみには行かず、流行しやすい時期には不要不急の外出は避けることです。外から帰ってきたら手洗いとうがいをしっかりし、室内は掃除や換気を行い加湿器などで湿度をあげておくこと、ごはんをしっかり食べて栄養を取り休養を十分取ることなどが肝心です。

予防によるワクチン接種が大事

インフルエンザが流行する前にワクチンを接種することもとても重要なことです。ワクチンを打っておけばもし感染したとしても重症化するリスクを相当下げることができます。ワクチン接種は一般の大人は一回打てばいいですが、ハイリスク群の方たちは二回打つことをおすすめします。 ハイリスク群の方たちは、咳や鼻水、熱などかぜかなと思っても一応病院にかかってみることがいいかもしれません。1日から3日の潜伏期間があり急激に症状が悪化するので早めの対応が大切です。