アーカイブ | 9月 2016

  • リレンザを使い切っても体温や咳が治らない

    インフルエンザは風邪に似た症状が現れますが、発症すると38度以上の急激な体温の上昇と共に、全身の倦怠感、食欲不振などが出るほか、遅れて鼻水や喉の痛み、咳といった呼吸器系の症状が現れ、関節の痛みや吐き気といった消化器系の症状も出ます。通常は10日ほどで自然治癒も可能ですが、抗インフルエンザウイルス薬であるリレンザを使用すると、ウイルスの増殖を抑えることから数日間の回復を早めることができます。リレンザは通常の飲み薬とは異なり、吸入タイプの治療薬となっており、使用が難しい治療薬ですが、10~20歳未満の子供には第一選択薬となっています。インフルエンザが発症してから48時間以内に使用すれば効果を十分に発揮し、処方された5日分をしっかりと使い切ることでほぼ完治します。インフルエンザに罹ると免疫力が低下することで、細菌類による二次感染が起こることがあります。そのため、リレンザを使い切っても体温や咳が治らない場合は、インフルエンザの治療はできていても、細菌性の肺炎や気管支炎に罹った可能性があります。多くの病院ではリレンザなどの抗インフルエンザウイルス薬と同時に、抗生物質を処方する場合もありますが、これらは二次感染を防ぐためのものです。数日間は安静にして回復に努めていれば自然治癒も可能ですが、どうしても早く治したいと言う場合は、かかりつけの医師に相談すると良いでしょう。風邪薬や解熱剤などは対処療法となりますが、抗生物質は細菌に直接働きかけることで殺菌的な作用を示します。また、リレンザを使い切ってもインフルエンザウイルスが耐性を持っていれば治ることもないので、体温や咳が治らなかったから二次感染だというわけでもないので気をつけておきましょう。