アーカイブ | 1月 2017

  • 平成28年8月が期限のリレンザらの備蓄中の医薬品

    インフルエンザは、豚インフルエンザと呼ばれたAソ連亜型H1N1とA香港亜型H3N2、B型の山形系とビクトリア系の4種類のインフルエンザの流行が予想されており、ここ数年流行の無かったB型ビクトリア系の流行が懸念されています。 インフルエンザの治療薬は、ウイルスのノイラミニダーゼに作用して増殖ウイルスの拡散を阻害するリレンザやタミフル、イナビル、ラピアクタなどのノイラミニダーゼ阻害薬が主流です。また、ステルスウイルスとも呼ばれるH7N9や強毒型のH5N1、人獣共通感染症のH7N7などの新型インフルエンザにも有効とされ、国や地方自治体で平成18年よりパンデミックに備えて全国民の45%分のリレンザ及びタミフルの備蓄が開始されていますが、現在備蓄中のリレンザ及びタミフルは平成28年8月より順次使用期限切れを迎えます。 リレンザ及びタミフルは、パンデミック時に不足しない限り放出しない事を条件に、医薬品メーカーより市販価格の6割〜7割で購入していますが、備蓄費用は地方自治体の収支を圧迫するので、平成28年8月以降の抗インフルエンザ薬の備蓄方法に関して議論されています。現在は、平成28年8月に使用期限を迎えるリレンザ及びタミフルに関しては破棄と決まっていますが、以後使用期限迎える薬剤に関しては再精製して備蓄する方法や10年に延長された使用期限を使い3年や4年などの規定年数備蓄し、規定年数経過後は医薬品メーカーに返し新しいリレンザ及びタミフルと入れ替える方法などが議論されています。戻された抗インフルエンザ薬は、医薬品メーカーが医療機関や市場へ流通させるので、医薬品を無駄にする事無く備蓄費用も軽減出来るとされています。